「一時停止」標識の少し先・・・、道路の植木の影に人影がある。
一瞬不審者かと思うが、なんと一時不停止を取締っている警察官だそうだ。
ご苦労なこった。

日曜日の朝。
ガラガラの国道。
歩行者も交通量もほとんど無い片道３車線の道路である。
歩道の街路樹の陰に隠れて何かをしている不審人物が・・・。
110番通報しようか！？
いや、よく見ると警察官みないな格好をしている。
軍用タルに書いてある電話番号に電話しようか！？
もっとよく見ると警察官の制服だ！
いや待てよ・・・。
三億円事件の犯人だって警察官の格好してたからな・・・。
コロンビア・ベネズエラには「なんちゃって警官」が沢山いて、なんちゃって検問まであるしな。
いやいや、どうやら“本物”でスピード違反の取締りらしい。


交差点の路上に白バイが乗り上げて、車両の行方を見ている。
生意気にサングラスをかけて、生意気に太っている。
転回禁止、シートベルト、信号無視、携帯電話使用、左折大回り、歩行者妨害、右折禁止などなど・・・・・
とにかくあげればキリがないほどの違反を現認するや、赤色灯とサイレンを鳴らして「はい！いらっしゃいませ」。
「反則金の支払いは１週間以内によろしくね」

ってあんた・・・。
愕然とするよ。
情けなくて。

取締ろうと思えばいくらでも取締れる。

「交通事故を未然に防ぎ、交通の安全と円滑をはかる」
これが、道路交通法の根本である。

しかしだ、よく上記のような取締りの光景を目にする。

「違反」とは危ない事。
すなわち危険な行為だから禁止しているわけである。
その危険な行為を制止する事ができるにもかかわらず、それをせずに違反するのを待っていて取締るというのは、どう考えてもおかしい。
これから違反する事が分かっているのに制止しないというのは共犯だ。
もしそれで死亡事故が起こったら、共犯だろ。
交通事故を未然に防ぐ？
って？
笑わせんなよ、チャンジー！


物陰に隠れて・・・「はい～っ、あんた止まってない～」
「ダメダメ、違反は違反」
「減速はしたが完全に停止していなかった」
って、それはトリシマリじゃなくてアゲアシだよ。


違反者＝犯罪者である。
取締り＝正当な行為である。
警察は日本の法律に基づき、危険行為をした犯罪者を検挙したにすぎない。

こんな、取締りの為の取締りで交通事故が減るわけねぇ～だろ!!!
その気が本気であるなら、一時停止線の所に立って手信号で停止させろ！
そして「気をつけてくださいね！」
「安全運転でお願いしますね！」
「ここは右から合流してくるから一時停止ですよ。よく見て！」
と、指導しろ！
これが本来の姿だろうが。


警察が本当に国民の安全と道路交通の円滑を図りたいと願うならば、交差点などでやるべき事は、声かけ、指導、注意、アドバイス、さらに必要であれば説教である。

本当に悪質なものには強行的な取締りも必要だろう。
もちろん全てが全てじゃないんだよ。
たまには抜き打ちの取締りだってなくちゃいけない。
じゃないと緊張感が無くなるし、警察の姿が見えないと絶対にルールを守らなくなっちゃうからな。
 

重要な事は「警察庁からの通知」で「交通違反は積極的に注意、指導に努めるべきである」とある。
違反は違反だからといって取締りをしてはいけない。
うまいバランスでやれよ。
国民をなめんな。

さらに・・・
高速道路の追い越し車線を走行中、後続車がパッシングして煽ってきた為、しかたなく少しスピードを上げたらなんとサイレンが鳴り、屋根には赤色灯が出てきた！という信じられない話がある。
覆面パトカーである。（知人が実際に取締られた実話である）

仕事として国家権力使って、無謀な事やってんじゃねぇ～ぞ！
こなしてんじゃねぇ～ぞ。ロボット。
こんな仕事して、「お疲れ様～」なんて言って、風呂入って夕飯食べると思うと、ほんとムカムカして気持ちが悪くなる。
警察官はいけなくないんだよ。上からの指示通りにしかできねぇ～んだから。
その上、国がいけねぇ～んだよ。結局は。

愛情もって接しろよ。国民に。
国民の情報が無ければ警察の捜査なんか成り立たないんだから。
それに警察力よりも国民の力のほうが強いんだから。

まぁ、どうせこんな事書いた所で何も変わらないけど、言いたいよ。
ハッキリ言って。

いい加減にしろ。
音楽家で日頃から温厚なボクもさすがに怒る時は怒りますよ。


そういう時は・・・

はい、ありがとう