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この業界に31年も居ると、様々な事を耳にする。
1989年15歳でプロになったが、俺の芸を観た人からよく言われてきてるのは、最初の頃は「和楽器ってかっこいい!」「和太鼓ってかっこいい!」だった。
俺という一人のプレイヤーの演奏スタイル、表現のスタイルにすぎないのだが、観た人にとっては、和楽器や和太鼓そのものがかっこいいものだと認識する。

「それって和楽器や和太鼓ってより、俺がかっこいいんじゃないのか?」「俺のセンスや演奏スタイルが斬新で面白いんじゃないのか?」ってずっと思ってたな。
それは、その言われ方に共通しているのは、「和楽器や和太鼓が、こんなにかっこいいものだとは思ってもいなかったし、今まで知らなかったし、見た事がなかった。」という意味を含んでいた。

まだ俺は16歳とか17歳だったが、もっと直接的なコメントも多かった。
舞台を見て、俺の芸を観たお客様から、「和太鼓ってお祭りや盆踊りや、地元のアマチュア和太鼓チームや、昔からある郷土芸能や、神事でしか見た事がなかったし、お年寄りが聞くような古臭いものだと思ってたが、和太鼓に対するイメージがガラリと変わった。」とか、「ダサい太鼓しか見た事がなかったが、初めてかっこいい太鼓を見たし、知った。」とか、「和太鼓がこんなにも洋楽器や現代音楽と自然に溶け込み、ジャズやロックでも違和感なく聞けて、物凄く身近に感じる。」など、とにかく和太鼓のイメージが変わり、かっこいいといった内容が多かった。
もちろんこういった声は今でもあり、コンサートのアンケートでは一番多い感想にあたり、当時から何ら変わってはいない。

その後、全国にアマチュア和太鼓団体が爆発的に増えると、こんな事を言われるようになった。
「今、和太鼓ブームですよね」「和太鼓流行ってますね」と笑
「そうなのか?」と、こっちが聞きたいくらいだった笑
なんにもブームでもなきゃ、別に廃ってもいない。
まぁ確実に言える事は、昔も、その当時も、今現在も、マニアックな世界である事は間違いない。
一般的に「和太鼓」と聞いて何を想像するかだ。
現在でも、ほとんどはアマチュアの太鼓団体か郷土芸能としての太鼓を想像するだろう。
一プレイヤーとして、プロ和太鼓奏者として音楽活動するステージなど、要するに誰にもほとんど知られてない世界なのだ。

その後、津軽三味線が注目されれば、今度は「和楽器ブームですね」「和楽器流行ってますね」と言われた。

俺は15歳でプロになった時に、光儀さん(津軽三味線奏者・佐々木光儀《津軽三味線 佐々木光儀流 家元でもあり、上妻宏光の師匠でもある》)や、真ちゃん(津軽三味線奏者・木乃下真市《当時・木下伸市》)と出会って、それからずっと一緒にやっていたし、共に18歳の時に上妻君(津軽三味線奏者・上妻宏光)と出会って、同じくその後ずっと一緒にやってるから、津軽三味線とのセッションなど当たり前だったし、日頃の活動でもいつもやっていたから別に和楽器ブームでも何でもない。

勝手にそういうブームとかいう「見出し」を付けてるだけで、俺たちは何ら変わっては居ない。変わってるのは取り上げる側の問題だ。
それを言うなら、和太鼓も津軽三味線も昔からかっこいいに決まってる!
そもそも「和太鼓がかっこいい」と思ったから、2歳から和太鼓を始めたんだから!!

流行る、流行と言えば、洋服やファッションがあるが、ハッキリ言って、昔はハイレグが流行ってて、その後ローレグの時代になり「ローレグ流行ってますね」状態と同じように、「和楽器流行ってますね」とか「和楽器ブーム」とか、人が一生をかけてやってる芸を流行り廃り扱いするな!これは今でも思う。
ローレグ扱いするな!俺はハイレグが好きなんだ!馬鹿野郎!笑


流行ってるからやるとか、買うとか、見るとか、もう日本人は自分が無さすぎる。
情報操作にやられまくり、テレビやマスコミにやられまくってる。
信じ込みすぎ。これも一つの宗教だ。

考えみりゃ、日本中どの家庭も、家の一番上座にドーンと台座に乗って鎮座してるのは神様ではなく、テレビだ!笑
毎日それを見て、そこから流れてくる情報が正しいものだと誤解する。
情報操作されまくりの、腐ってるテレビを見て「テレビで言ってた、テレビでやってた」と信じて疑わない。
素晴らしいからテレビに出てると思い、とにかく洗脳されてると言える。

テレビが神様かい!て
俺なんかからしたら、そう思う。
俺は地上波を見なくなってから、もう18年くらいになる。
アンテナすら繋げてない。
テレビなどとっくに終わってるし、面白くも何ともない。
地上波を見ない理由は不快だから。
吐き気がするから。
見る価値と必要が無いから。

自分の昔の演奏シーンや放送がたまに再放送されたりするが、人から言われて知る事がほとんどだ笑
俺の曲がテレビで使われても、自分が出演してても、自分で見る事はほとんど無い笑

先日、志村けんさんの追悼番組を録画して、18年ぶりくらいにCMというものを見た。
早送りでだが笑

俺は本当は昔からテレビっ子だし、テレビ大好きだし、映画も大好きだ。
だけど現在の地上波は不要。CSとネットニュースで十分だ。それでも吐き気がする演出やキャスティングや、やらせばかりだ。

話を戻すが、流行ってるからやるとか、廃ってるから選ばないじゃなくて、本当に自分が好きな事があるなら、それをもくもくとやって、目の前にある大事な事を全力で一生懸命やって生きるって事が大切だよな。
それしかない。

人間、好きな事に対するパワーってもの凄いからな。
芸だけじゃなくて例えば、俺なんか欲しい物があったら、どんな事をしてでも手に入れるし、すぐ手に入れないと気が済まない。
車で何十キロ走ってでも手に入れるし、その労力・エネルギーは凄まじいものがある。

芸も同じでな。
自分が好きな事なら、苦じゃないしな。
日本人はすぐに流行り廃りに影響を受けるし、まず周りを見るだろ。
隣を見て拍手してりゃ拍手するし、ブーイングすりゃそんなもんかと思う。

要するに「自分が無い」訳。
貫き通せばいいんだけど、それが出来ない。
周りと同じが一番安全、無難、安泰、目立たない。右へ倣え精神の極みだな。
よくない。
海外公演で同じ演出、同じ演目なんかをやると、よく分かる。
「日本人は自分が無い」
流行ってるから凄い。
テレビに出てるから凄い。
みんなが凄いと言ってるから凄い。
凄いらしい。
凄いとの事。
人気らしい。
話題らしい。
流行ってきてるみたいとの記事を見た人が居るらしい。笑笑

もうどうでもいいわ!
全部まやかしだし、全部うさん臭い!笑
そのくらい日本人は、自分が無いし、自分では決断しないし、人任せだし、ものまねだし、大多数の意見に賛同すれば無難という、右へ倣え精神だ。

主張しすぎも問題だが、そうじゃなくて自分の意見や信念は曲げちゃいけない。

31年間、プロの演奏家・芸人をやってるが、言い換えれば31年間一度もブレずに曲げずに信念を貫き通す精神のプロでもある。
ここが崩れちゃうと、自分のアーティストとしての価値が無くなるし、言う事が日替わりじゃダメだ。ただの適当になっちゃう。

だから、黙ってても分かるヤツは分かるし、打上げで最後まで残るメンツってい〜っつも同じだから、その辺も物語ってると思うね。

常に刺激を求めて、常に勉強の素材を求めてる証でもあるし、自分に余裕が無いと出来ないからな。
「今日は、明日あるんで帰ります。」ってヤツは、一年中「明日ある」からな。一年中先に帰るからな。残った試しが無い。

しかもその理由が本当なら、明日の事をやらないと芸が追いつかない訳で、飲む余裕など無い訳だ。精神的にも技術的にもな。
それはそれでプロとして逆に問題だけどな。
飲みたくないで帰るなら、そこに居たくないから帰る訳で、価値を見出せないから帰る訳で、人間的に合わないんだろうしな。
どちらにしても、まぁ話にならないな。

仕事は人間社会だからな。
仕事も人脈も、人間を仲介して運ばれてくるものだからな。
打上げってのはただの飲み会ではない。
人脈を広げる場でもあるし、お互いもっと知る場でもあり分かち合う場でもある。
打上げて出来た演目は数えきれないし、新しいプロジェクトや新しい公演が決まったり、とにかく人間同士の交流の場で、絶対に必要な訳だ!

仮にバカな話して笑ってようが、エロ話だろうが、芸の話だろうが、音楽の話だろうが、それも全て交流だし、それも必要な時間だ。

打上げだろうが、舞台だろうが、ネットだろうが何だろうが、自分で情報を見極め、自分の中でミキサーにかけて、自分のフィルターに通して、行動していけばいいだけだ。

口から物を入れたって、必要な栄養素は吸収されるが、不要なら排出される訳で、頭も精神も全く同じという事だな。


全てに感謝!❤️
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プロフィール
HN:
御木裕樹
性別:
男性
職業:
和太鼓奏者・音楽家
趣味:
マジック・ゴルフ・テレビゲーム・麻雀・ものまね・釣り・映画やビデオを見る事・強く握手して泣く事
自己紹介:
1973年9月22日、東海道 品川宿 南品川宿出身
丑年、乙女座、A型
視力:左・右1.0
足のサイズ:25cm

好きな言葉:努力、根性、信は力なり。
特技:人間を見極める事、嘘を見抜く事、先を読む事。
短所:心配性、後悔する事。
譲れない事:礼儀、挨拶、義理、筋、人情、基本の大切さ、このブログ。

よく言われる事:昭和の漢、明治の漢、熱血、繊細、完璧主義、鋭い、神経質、面白い、変わらず信念を貫いてほしい。

嬉しい経験:ゴルフでエースを達成した事。シュノーケリング中に目の前にマンタが現れて一緒に泳いだ事。

苦い経験:過密な公演ツアー中にホテルで起きたら、次の公演場所に行く為に乗るはずだった飛行機の離陸時間を過ぎてた事(笑)
ちなみに次の便でリハーサルにはちゃんと間に合ったが、かなり反省した苦い経験。

痛い経験:ナムコの『太鼓の達人』が出た頃ゲーセンでやったら、後ろに並んでた女子高生2人組に「チョ~マジで上手くな~い!」と、語尾上げで誉められた事(笑)

面白い経験:仕事の打ち上げでみんなで高級クラブに飲みに行った時に、マジックはやらされるわ、モノマネはやらされるわで大汗かいて、全然打ち上がれなくて(笑)、挙句の果てに帰り際にホステスに「ありがとう!本当に楽しかったです!」って言われて、どっちが客だか分からなかった事(爆笑)

好きな生き物:ホホジロザメ
好きな色:紫、黒、金
好きな人:軽くてノリが良くて冗談ばかり言うが実は“本物”の人。飾らない人。
嫌いな人:挨拶ができない人、またはしない人、礼儀・作法が無い人、気が利かない人、マイペースな人、自己中心的な人、初対面でタメ口の人、売れたいと思ってる人、金・地位・名誉の為に人を裏切る人、ネバネバしてる人。

好きなテレビ:スクール★ウォーズ、西部警察(シリーズ)、ドリフ大爆笑、遠山の金さん(杉良太郎バージョン)
好きな映画:ターミネーター(1~2作)、ジョーズ(1作目)、猿の惑星(1~3作)、バタリアン(1作目)

好きな食べ物:納豆、梅干、白米、味噌汁、ハンバーグ、たこ焼き、すもも。
嫌いな食べ物:セロリ、蟹、甘いもの。
好きな飲み物:ポカリスエット、生ビール、水、コーヒー。
タバコ:MILD SEVEN
好きな音楽:HIPHOP、ラップ
好きな国:フランス領・ポリネシア(タヒチ)
好きな場所:静岡県・伊豆半島(特に伊東)、沖縄
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