なんかいつも二文字熟語のタイトルばかりで「あぶない刑事」のタイトルみたいだな。
あれが大好きだけどね。
色々と想像させる。
想像、そして創造。
素晴らしい！


無駄な事は無い。
全てが肥やしとなる。全てが実る。
最高な事も最低な事も、その全てが自分の感性となり、心となり、愛、力、勇気、輝きになる。


遊びと見える事も色々な事で役に立つし、役に立つ所では無く実用的な事もある。
キャンプをやればロープの結び方（ロープワーク）をマスターできるし、災害や仕事にももちろん役立つ。
食べ物や飲み物の大切さも勉強できる。

ゲーム（アーケードゲーム・家庭用ＴＶゲーム）なんか最高の勉強だ。
「社会勉強」ってよく言うけど、ホント大事だな。
遊び王は仕事王でもある。雑学王の音楽家は一流だ。
お金や労力を使って、全く無駄になってしまう事は本来はないのだ。
無駄と思うか？有意義と思うか？

実は俺は「積み込み」（機材車に楽器・機材などを積み込む作業）のプロフェッショナルだ。
自信とプライドがある。
ロマンがある。
涙がある。
そして、情熱がある・・・。

「積み込み」や搬入・搬出・セッティング・バラシ（撤収）・梱包・運搬などが完璧に出来なければ、いくら演奏が上手くても食ってはいけない。
命より大事な楽器（機材）を丁寧に、早く、落ち着いて、傷をつけずに扱う事は、演奏家にとって自分の体と同じように気を使わなければいけない。
この世界に入った付人（ローディー）のほとんどは、これらの基本である作業を完璧にこなす“難しさ”にまずブチ当る。
音響、照明、舞台など、プロの世界では共通している。
上下関係なんてもちろん厳しいし、言葉の使い方を知らないヤツや、これらが出来ないヤツは次の現場にはもういない。


機材車には驚くほどの機材が積み込んである。
和太鼓・フルセットセット、大太鼓、シンセやベースアンプ、他長胴３台と桶２台、物販物に衣装などなど、一見無理だと思うくらい大量の機材が、うま～く積み込めばしっかりと安全に、１台の車に収まってしまう。
簡単な裏方の仕事だと思ったら大間違いだ。
これが一人前に出来なければ演奏家として食っていけないくらい重要な仕事だ。
だからどんな世界でも、これらの作業を一番最初に覚えなければいけない。
完璧に安全に限界まで積む作業は楽しいし、「芸術」だ。

はいこれっ！
毎日毎日毎日毎日・・・・・ゲーセンに通い「TETRIS（テトリス）」（セガ）に相当のお金と時間をつぎ込み“極めた”事により習得できた“技”である。
このゲームは、今もゲーセンで現役稼動するほどの大ヒット作だ。

単純な操作だが奥が深く難しいし、だからこそ面白いというのは太鼓にソックリだ。
太鼓も構造は単純だ。誰が叩いても音は鳴る。でもテトリス以上に奥が深いぞ！
このテトリスをやってたおかげで、積み込みも“極める”事が出来た。
大量につぎ込んだ時間とお金は、大量の知恵と技術になって自分に返って来る。
無駄は無い。
全て感謝である。

こんな事が人生で山ほどある。
遊びこそ仕事だし、仕事こそ人生である。
そして人生とは遊びである！

意味のあるお金。
意味のある時間。
意味のある遊び。

そう、全て意味があり、無駄は無い!!!

その為には、全て何事も真剣にやらなければいけない。
真剣に遊べば、真剣の自分に道が開ける。


雑用仕事をナメてはいけない。
演奏家に憧れてこの世界に入るのは自由だが、演奏する事なんて日常のほんの一瞬の事だ。
リハーサルやサウンドチェック、打合せに、音合わせ。
やる事はきりが無いほど有る。
あとは、ここに書いたような事ばかりだし、何よりもまずはタールを洗い流す事だろう。

タールを洗い流して、挨拶・礼儀・作法を覚え、楽器の構造・用途・扱い方・手入れを覚えて、搬入・搬出・積み降ろしなどの作業も完璧にして、もちろんその間にも自分の技術向上は当然の事。
時間とお金と労力を全て使って、正直に真剣にぶつかって、全ての情熱を投入して・・・。
これでやっとスタート地点に立てる。
が、
これで食っていけるかは別問題。

それでも飛び込むと言うのなら、やってみればいい。
心から歓迎し、応援し、祝福する。


自分の腕と人間とセンスとチャンス。
無駄が一つも無いのがプロだ。


プロの世界で無駄が多いと･･･

左足付け根です。