この週末３日間は、昼間は御木裕樹流お弟子さんのお稽古。
夕方からは、僕が２歳から太鼓を叩いている地元、東京・品川での盆踊り大会におもむき、弟子数人も演奏。
まさに太鼓太鼓太鼓の毎日（人生そのもの！？）でホント幸せ（笑）

今、思うと本当に自分の人生が太鼓みたい。
ってよく意味がわからないけど、そんな感じ（爆）
２歳から今まで自分の時間のそのほとんどは、太鼓というものに使ってきたんだよな～。
もうすぐ太鼓を始めて２７年だから、家族よりも太鼓と一緒にいる時間のほうが長いかも！？

小さい頃、よく「太鼓～！？」「太鼓なんかやってんの～～（笑）」なんて言ってよく馬鹿にされて笑われたけど、「日本人として日本に生まれて日本の伝統的な打楽器をやってる事が、なんでそんなにカッコ悪いのかなぁー」「何で日本の太鼓をやっているのがそんなに恥ずかしい事なんだよ！」と、幼いながらに真剣に考えた事が何度もある。これは今でも同じ。

今年のサッカーのワールドカップを観ていてつくづく感じたのは、世界中の国々のチームのサポーター（観客）は、必ずその国の民族衣装を着ていたり民族楽器を用いて応援しているのに対し、日本だけはそれが無い。「日本！日本！」と日夜盛り上がっているわりには、自分の国を応援するという意味合いがまるで違う。
こういう時にあからさまに出てしまいますねぇ。あういう現場で日本人が太鼓や三味線・尺八とかで応援したら、カッコイイだろうな～。

他国チームのサポーターは、自分の国に誇りを持って、自分の国の伝統と文化に誇りを持って、その国の人間の１人として応援しているのが改めてわかる。

だいたい「和太鼓ブーム」とか「和楽器ブーム」とか最近よく聞くけど、自分の国の伝統楽器がブームでどうすんだよブームで！
また「ブーム」とか英語で言うからカッコ良く感じちゃうのかもしれないけど、日本語では「にわかに はやりだす」流行りですぞ！
ブーム（はやり）という事はいつか終わりが来る。伝統楽器が終わってどうすんだよ！終わって！

確かに昔よりは、一般の人により身近に観て、楽しんでもらう機会が増えてるのは良い事だと思う。それを観てまたやりたい人が出てきて、それを観る人がいて、それを観て・・・と広がっていけば最高だし。
ま、ブームにならない事を考えれば、なったほうが良いか！？
僕の中では２歳の時から、最高の和太鼓ブームだね（笑）