なぜ宇宙が存在するのか。
何の為になど、理由など無い。

存在しなくてもよかったのでは無いか。
もちろんそれでもよかった。


思考を持つ人間が考えるから難しくなるが、人間も所詮 樹木やプランクトンなどの生き物と何ら変わりはない。


なぜ、何の為に生き物が存在し、人間が存在するのか。


存在理由など、何も無い。


最初から無であれば、無のままであるし、将来 無になるのであればその時まで存在しているだけの事だ。


人間はすぐに戦おうとする。
感情が先走り攻撃するし、自分を幸せに楽な方向へ導く為に、自分を主張する。


金や法律は人間が人間の為に作ったものだ。
こんな物の為に生きるのは小さな事だ。

無論、生きる為には金が必要だし、法に反する事がいいという話でも無い。


今までもかなり色々と考え、作品や楽曲を創る時にも題材にしている。



あの海の向こうに何があるのか？
あの山の向こうに何があるのか？
あの空の向こうに何があるのか？

知りたくなり、解明してきた人間は本当に素晴らしいと思う。

だが、地球の仕組み、生命の仕組み、宇宙の仕組みなど、判明すればするほど、その無と存在を考えさせられる。
本当は知らないほうがいいのかも知れない。
知らなくてもいいのかも知れない。


どうせ生きてたっていつかは死ぬ。
死ねば無だ。

どんな作品でもいつかは無になる。

この考え方も、確かにその通りだ。


この地球も、太陽系も、宇宙も、いつかは無になるかもしれない。
いや、無になる。


極端な話だ、地球が消滅しても大宇宙は存在する。
何も変わらない。



生まれて来て現在生きてるから全力で生きている。

たまたま熱中出来る事が太鼓だっただけだ。音楽だっただけだ。

だからと言って、そこには何も無い。

夢と元気と感動を与える事を目的として決めているだけだ。

演奏後のお客様のアンケート用紙や、直接メッセージを頂くと、

明日から、また頑張って生きられる。
生きる活力をもらった。
元気が湧いて来た。

といった、生命、人生に関わるメッセージも多く寄せられる。


また、人によって様々な想いがあるが、

涙が出た。

というメッセージも多く頂く。


俺自身、悩み、考え、全く同じ人間であるし、他の人間が創り出す作品や世界に夢と元気と感動を頂いているのも、同じだ。


今日書いた事は、悲観的な話では無い。
人生の夢や目標は山ほどある。

しかし、人生の時間には限りがある。

たった100年前後の命だ。


命に感謝し、芸道に身をおける事に感謝し、生き物が生き物を食べないと生きてはいけないという現実に感謝し、楽器に感謝し、家族や応援して下さる方々やお客様に感謝し、先人、先輩、仲間に感謝し。

とにかく、全てに感謝し、

日々、精進するのみだ。


こういった想いが、一つ一つの音に反映されると信じているし、伝わる人には伝わると、信じている。


正に、信は力なり だ。


感謝！